玄奘三蔵塔

玄奘三蔵塔には、孫悟空の活躍で知られる物語「西遊記」の三蔵法師、正式名は玄奘三蔵法師の霊骨が祀られております。塔の第三層(頂上)は十六角形(南方様式)第二層は八角形(中国様式)、第一層は四角形(日本様式)で、他に例を見ない独創的なつくりになっております。基盤四方の彫刻物や大香炉は開祖、平沼彌太郎作。
玄奘三蔵法師は、仏法を求めて17年間にわたり難路天竺に旅行し仏教を研究し、仏典の基礎を確立した東洋の偉人であり、かつ日本大乗仏教を今日みるような盛んなものにした仏教界の大恩人とされております。平沼彌太郎は、日本に三蔵塔を建立することは、日中親善のために大いに役立つことと考え、日本の有名人を発起人とすることを発願し、元総理大臣故吉田茂氏など、政界財界人三百余名と二千余名の賛助者の協力で白雲山に建立することができました。
鉄筋コンクリート銅葦三階建142m2・高さ33m 昭和35年建立
大香炉
写真:大香炉
塔入口
写真:塔入口
玄奘三蔵法師像
写真:玄奘三蔵法師像